drive me crazy

ちなヤク精神科医の音楽と日常 in はてなブログ

他人であること

 The Songbardsって、ギターの二人が向かい合わせで始まる曲がいくつかあって。

 わたしは一生キリンジファンなので、その楽しそうな二人の様子にいつも泣きたくなるのです。

 皓平くんと有志くんは他人だからこそこんなに仲良くできるのかな、と思うと、堀込兄弟が兄弟じゃなかったら、みたいな、どうしようもないたらればを考えてしまう。

 春の香りに包まれてと悪魔のささやき。曲調は真逆だけど、二人はいつも楽しそうで。
 マジックの間奏もそう。何回見ても、あんな笑顔で。

 他人って素晴らしいなと思ってしまう。他人だからこそ、分かり合えたらうれしいし楽しい。自分とは違う人間、育った環境も見てきたものも違うからこそ。
 違うからこそ、感じられるもの得られるものもあるんだろうなって。




 キリンジは。

 どうしたってこの未来しかなかったってわかってるんだけど、ツインボーカルツインギター、二人とも作詞作曲するのがわたしの記憶を刺激してしまうのだろうか? ソングバーズの二人が眩しすぎて、いつも心が揺さぶられてしまうんだよ。

 キリンジは、ライブ中あんなふうに笑い合ったことなんてなかったな。ラジオも、キキキリンジしか聴いたことのないにわかだけど、グバラジのほっこりさや癒しっぷりにはいつも驚いてしまうくらい、楽しくはあっても絶えず理知的で冷静なラジオだったような気がする。当時インスタグラムがあったとしても、お互いを撮り合うことなんてあるはずがないし(さすがのわたしもそれは想像しただけで怖い)。

 いや、わかってるんだよ。他人だったらそもそもキリンジになってない。わざわざ二人でバンドやろうってならない。よくわからない奇跡が起こってバンド組んだとしても、他人だったらもっと早く泰行は出て行ったかもしれない。
 兄弟だからこそのキリンジだったし、あの十数年間だった。


 なんだけど。


 何が言いたいのか、自分でもよくわからないけど*1

 人とのご縁って不思議だ。
 あの二人が兄弟だったことも、この二人が同じ大学だったことも。
 不思議で、奇跡だ。

 だから、行けるうちにたくさん行こう。
 奇跡を目の当たりにできる幸せを噛み締めよう。



 一生忘れたくないな。



 

*1:いや、わかってる。キリンジが好きだということを言いたいだけなんだけど、それは前のブログで言い飽きた。しかし、新しいブログになっても言いたいことが同じなんだなと思うと、胸が苦しい。キリンジはわたしにとっていつまでも特別だなんて、わかっていたんだけど

名は体を表す

 
  仙台宇都宮の感想記事書いてみたけど、MCのメモでしかない感じになってしまったので公開するのためらうな……

 ということで(?)、今日は関係ないことを書きます。
 前から思ってたこと。きっとThe Songbards ファンはみんな思ってること。きっと探したらすでにどこかのTwitterかなにかで書かれていること。

 

 名は体を表すという言葉がありますが、The Songbardsの四人ほどそれを体現してる人もいないんじゃないかと思ってるんですよね。名前をおさらいしてみましょう。

  • 皓平
  • 有志
  • 淳史
  • 栄秀

 

 わざわざ解説しなくてもみなさんおわかりかもしれませんが、わたしが楽しいので一人ずつ解説しますね。

 
 まずは、こうへいくん。

 皓:白い・汚れなく輝いている・さわやか・すがすがしい・ あきらか・あざやか・心や行いにけがれがない
 平:高低やでこぼこがない。たいら。たいらか。

 もう、読んでいただければこれ以上言うことはないとも思いますが。
 一応「平」の方でちょっぴり付け加えると、有志くんが「どんなときも皓平は穏やかで変わらなくて、テンパったりしないから、そういう姿に自分は救われる(※大意)」という発言をしていたのを聞いて、本当に皓『平』くんなんだなあと感動しました。


 続きまして、ゆうじくん。ゆうじくんは書き下し文で。

 こころざしがある

 もう、これもこれ以上何も言う必要はない気もしますが。
 The Songbardsの参謀はゆうじくんだと思っているので、これまた本当に、ぴったりなお名前なんですよね。
 有志くん。


 そして、あつしくん。

 淳:まじりけがない。ありのままでかざりがない。すなお。
 史:できごとを書きしるした書。時勢の変遷・発達の過程の記録。またその過程。

 グバラジ聴いてたり、BARD'S LIFE*1見てたりすると、あつしくんて、もしかしたらソングバーズで一番素直なのではないかしら、と思うことがあるのですよ。
 また『史』の方なんですけど、ソングバーズの中で一番最初に知り合ったのが、中学入って一番最初にお友達になったの皓平くんと淳史くんってところもまた『史』感を感じてしまうのですよね〜〜〜!!!
 そしてこれは余談ですが、『淳』が「物事がたっぷりしていること。あつい。」でもあるので、汗かきまくってる淳史を思い出してニコニコしちゃいます。


 最後、よしひでくん。

 栄:名声が高い。さかえている。あるいは、さかんにする。
 秀:他よりぬきんでてすぐれている。ひいでる。ひいでているもの。

 もうね、ご本人が「さかえて」もいるし、The Songbardsになるための最後のピースだったことを考えても「さかんに」してくれたなあと思ってます。
 またね、ひいでてますよ!ひいでてる!コーラスとかもだし、皓平くんが「音大きいな、よっしゃ」と思うだけのことはある!
 文字の印象からしても、華やかな感じがデザイン担当でもあるよしひでくんにぴったりだなと思います。




 いかがでしたか?(謎の紹介記事風)

 なんかもうほんと、名前ってすごいよなあ。
 名は体を表すってこのことなんだなって、ソングバーズの四人を見てるとしみじみ思います。


 という、特になんのひねりもない記事でした!! 今日もそんぐばちゃんが好きです〜〜〜

*1:CHOOSE LIFE初回限定盤についてるDVD

2020.1.31 下北沢GARAGE GRASAMANIA one man show

 ※脳の調子が非常によくないので、まとまらないまま書きます


2020.1.31 下北沢GARAGE GRASAMANIA one man show

1.インサイドインサイド
2.熱海でバカンス
3.俺たちに夏はない
4.POCALI SWEAT

5.Dogs
6.HERO
7.Bali High

8.抱きしめたい
9.風のサンバ
10.Here Comes the Dogs

11.ヤモメ
12.Higher Power
13.あの子の心臓に
14.厄介な人たち

15.花の香りに
16.Y字路より
17.地球が何周回っても

18.GOLDEN BAD
19.end
20.Love oil

en1.Sir, Fried Monster
en2.サマーカーブ
en3.死ぬまでフラミンゴ






 みなさん、GRASAM ANIMALというバンドを知ってますか?



 いや、まあ、知らなくて当然なんですよ。

 わたしも出会ったのは去年の10月ですので。



 2019.10.11、愛するThe Songbardsが対バンするというので、下北沢GARAGEに行きました。ライブの数週間前から真面目に予習していて、「このバンド結構好きだなあ」という軽い気持ちで行ったんですけど。

 その日は金曜日で、台風が来ていて、週末の大阪のagehasprings×The Songbardsが中止になったりして、そしてとにかく頭が痛かったんですよ。低気圧による頭痛。

 正直、そんぐばちゃん見たら帰ろうかなという気持ちもあったんです。でも、わたしの後ろに立ってるお兄ちゃんが「No Buses見たら帰る」ってしきりに言ってたから、ちょっとかわいそうになっちゃって。大阪行きもなくなったし、まあいいかと思って、最後まで見ました。

 そうしたら、楽しかった! 本当に楽しかった!

 「なかなか対バン呼んでくれる人いないのでまた誘ってほしい」「帰りにApple Musicで聴きます!」と言った皓平くんのMCも覚えているけど、ボーカルの木屋くんのギターが切れて、ソングバーズが弦貸してあげたという美しいエピソードも思い出しますよね。「なんていい人たちなんだ」って感激してた木屋くん思い出すと可愛いな。

 中でも、わたしの大好きな「抱きしめたい」をやってくれたんですよね。最初に聴いたときから好きだなあ、あ、でも急にオザケンだな(真顔)ってなるところも含めて好きで。この日に発表されたワンマンも行きたいな、でも次の日からそんぐばちゃん仙台宇都宮2daysだしな、って思いました。が、結局チケット取りました。来年の1月なんてずっと先のことだと思っていたのに。

 ワンマンのチケットを取ってからも真面目にグラサンさんの音楽を聴いていたわたしはいろいろなライブに行きました。千葉のフリーライブとか。月見ル君想フとか。しぬほどディープだった梅田HARD RAINとか。その度にグラサンさんたのしいな、好きだな、ワンマン楽しみだなと思っていたけど、年が明けてしばらくしてから、思わぬニュースが飛び込んできました。
 ギターの熊谷拓人さんが脱退すると。
 いやまあ、実はちょっと予想してたんですよね。2020年のお正月に、Twitterのbioに謎の新しい音楽ユニット?のこと書いてたから(すぐに消えたけど)。
 いやー。実は好きなバンドから誰かが脱退するのって初めて……あ、違うわ。キリンジでめちゃくちゃ経験してたわ😂😂😂😂😂でもまああれはどっちかっていうと解散みたいなものだからね……。とにかく、ほとんど初めてのことなんですよ。特に、今までのインタビュー読んで、木屋くんと熊谷さんの精神的な結びつきって大きいと思ってたから、結構ショックで。
 熊谷さんが新しいことやりたいのはそのbioでわかってたけど、木屋くんたち、残された方が心配で。

 というか、もっとエゴ丸出しの、わたしが好きだったグラサンさんがもう見られなくなることがショックで。

 最初のライブでは見ずに帰ろうとしてたくらいなのに、今やわたしにとってグラサンさんは本当に好きなバンドなんですよね。
 だから、ワンマンは死ぬほど楽しみだったけど、同じくらい怖くて。


 以下はライブ前に小田急乗りながら書いた文章です。あまりに落ち着かなくて、何か書いて紛らわしたかった。
 

とうとうこの日が来てしまった……!
 
ワンマン発表されたときはまさか熊谷さんが脱退するなんて想像もしてなかった。そうでなければ、ソールドアウトも明るい未来だけを感じさせるものだっただろうに。
 
なーんて泣き言を言ってもしゃーないよな!

はじめてのワンマンに来られた喜びを噛み締めよう。そう思うことにして下北沢に向かいました。

そして終わったあと、そのまま書き続けたやつ。

 
いや、ぶっちゃけていい?
ここまではライブ前に書いたのよ。小田急の中で打ったやつ。もーーー。今さっき終わって胸がいっぱい。

 楽しかった。


 楽しかった。楽しかった!
 満員のお客さんの中で楽しそうに演奏する4人を見られて本当によかった。

 あの様子を見てたらやりきったんだろうとしか思えないし、今、寂しさがないと言ったら嘘になるけど、想像していたよりも穏やかな気持ちで次のライブを楽しみにしてる。



 なっっっっっっっっが!?!?

 えっ、ここからワンマンライブの感想書くんですよね? 大丈夫ですか? こんな感じでだらだらと好きなこと書きますのでよろしくお願いしますね……あと、書くタイミング見失いそうなので書いておきますと、この日はいつものでっかいエビアンじゃなくて多分南アルプスの天然水でした(木屋くんの水情報)。




 入場して、木屋くんの選曲に泣き笑い。流れる曲、流れる曲、全部めっっっっちゃ好き。
 前日のtwitterで木屋くんがこんなツイートしてたんですよね。

 これ見たら、わたしなんかが寂しいとか言うのも失礼だなって思って。開き直って楽しむことにした。(のわりに不穏すぎて小田急で謎の文章書いたけど)
 そして、その木屋くんのバンドを続けていく意志を確認するべくShazamしまくるわたし。笑

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 ダフトパンクのone more time流れたときに、「またワンマンやってよ!」と思ってしまった。始まってもいないのに。


 客電が消えて、緊張する一瞬。いよいよGRASAM ANIMALの初めてのワンマンが始まる。


 一曲目、結構びっくりした。「インサイドインサイド!」か〜!?って。個人的にはライブで初めてだったし、意外性のかたまり。でもどうもライブ初披露だったみたい?


 まさかの歌代くんゴリ押しだった!『もっと奥まで わかりあえたらいいね』 実は一曲目にふさわしいような気もする。音楽を通じて、バンドとお客さんがわかりあえる時間。
 最前の男性陣がかなりのファンみたいで、見ていてほっこり。普段女性ファン多めのライブに行くことが多いから、男性が楽しそうに盛り上がってるの見るのが大好きですね。

 からの、「熱海でバカンス」、「俺たちに夏はない」。
 一度ファンになったら真面目に過去の楽曲も聴きます。そのためにSound Cloudダウンロードしたしね。しかし、まさか二、三曲目に来ると思わなくてちょっと笑った。最前の男の人たちめちゃくちゃ楽しそう。
 俺たちに夏はないはネクライトーキーとのツーマンでも梅田Hard Rainでもアンコールだったね。そういう思い出ができていくのは振り返ると本当に嬉しいことだな。
 どっちの曲も若くて、でも可愛さがちゃんとグラサンさんだなあと思えて好き。

 からの「POCALI SWEAT」!
 歓声あがった気がする、やっぱり人気なんだねえ。2〜4曲目はどれも若くて青春だった。初めてGARAGEでグラサンさん見たときもやってくれたから感慨深いやつ。

 ここで初MC。

木屋くん「みなさん、大丈夫ですか?」
柳澤さん「まだ15%くらいしか終わってないよw」

 そうなんだよ、まだ15%しか終わってない!いつものイベントとかならもう半分くらい終わってるのに。まだ15%!!めちゃくちゃテンション上がった。
 ここだったか忘れてしまったけど、「今日は全曲やるって言っちゃったんで、全部やります。周りには止められたけどw」と言ってたね。全部やってくれる安心感ってすごいよ。本当に。好きな曲もれなくやってくれるんだもん、幸せでしかない。
 あと、どの曲かは忘れたけど(熱海?俺たち?ここじゃなかった??)、イントロの音聞いてお客さんみんなサーフライドモンスターだと思って歓声あげちゃったんだよね笑。それに対して柳澤さんが「ていうかさっきみんな間違えたよね?俺も間違えたもんwちゃんと後でやるから!」って言ってた。


 「Dogs」。これね、Dogs EPでちゃんと音源聴いて、ますます好きになった。
 ライブバージョンだととにかく木屋くんの間奏のピアノが好きなんですけど、ワンマンのときは全然聴こえなくてがっくしだった〜〜〜!!!

 「HERO」。ここで来てしまった……
 「YO」熊谷さんのラップ、もう聞けないんだなと思うと悲しい……
 初めてのライブからHEROをやらなかった日はなかったような気がするくらいたくさん聴いたけど、好きな曲です。

 「Bali High」!
 このときの記憶があまりないのですが、木屋くんの弦が切れていたのですね……GRASAMANIAの度に弦切れてる!気合入りすぎ!
 最初の「バリハイ」は木屋くん言う気配なかったので、わたくしの方でちょっと叫ばせていただきました。
 これ、わたしの夢なんだよなー。いつか大きい会場でお客さん全員が「バリハイ!」って叫ぶの。木屋くんがえろい感じで言ってくれるのも大好きだけど、お客さんみんなで叫ぶのエモくない? どうですか?
 代わりに「何の話だったっけ」とか間奏のセリフ?を絶叫してましたね。

 MCでおもむろに弦を張り替える木屋くん。柳澤さんが場を繋いでくれてた。「ソールドアウト本当に嬉しいです、ありがとうございます」

 そして来てしまいましたよ、「抱きしめたい」。
 もうねー。これほんと、最初の柳澤さんのねー。はー。好き。当分聴けないのかもしれないと思って泣きそうだった。
 「one, two, three」で最前の人たちが指出してたのめっちゃ解釈一致した。わかりみしかない。

 「風のサンバ」、これも初めて聴いた。間奏のあーあーとかやったんだよね? 残念な脳味噌すぎてもう覚えてない😭
 歌詞が好きなんですよね。この正直なエロ男子的な。愛になれるかな?っていう。

 「Here comes the dogs」。最近ライブでたくさんやってるから、安定。おしゃれで踊れて最高。ネクライトーキーとのツーマンでMV撮ったの懐かしいとか思っちゃった。


 MC、ここでちょっと一山越えた感じなんですよ、という木屋くん。ここだったっけ?「インサイド多分もうやんないよw」と言って局所的にざわつかせたやつ。なんで!?またやってよ、インサイド

 「ヤモメ」、千葉のフリーライブ以来? ちょっと久々かな?気持ち良くてよいですね。

 「Higher Power」、あんま知らんやつきたぞ、でも昔の曲でもないし……あ、Higher Powerだ!ってわかった自分がちゃんとグラサンさんのおたくで好き。
 これもね、EPで聴いたらめちゃくちゃいいんだよね……もっと予習してからワンマンに臨みたかった。かっこいい曲!

 「あの子の心臓に」、これまたかっこいいやつ来ちゃったよ。イントロでどきっとした。
 Aメロの静かな感じから盛り上がっていくの、ちょー楽しかった。いえー!が最高に気持ちよかった。もっとライブで見たかった。

 「厄介な人たち」、来ました、本日の大本命(わたしの)。
 もうね、イントロからのAメロ、もっと細かく言うと、最高のイントロからの「くだら、なーい♪(ジャッジャーン)ことばかり〜♪」がしぬほど好きなんですよ。こんなにおしゃれな曲ないっす。
 サビのオクターブ下は柳澤さんだったかな? とにかく最高。
 は〜〜〜。ライブで聴けたんだよな。なんだか夢みたいだ。本当に好き。かっこよかった。個人的にはここの二曲が最高に気持ちよかった好きだった!!!


 MC、一旦ピアノの前に座るんだけど、お客さんたちにお礼を言い始めてから「俺だけ座って!失礼だ!」って慌てて立った木屋くんがかわいい。
「歌ってるとみなさんの顔が見えるんですけど、みなさんニコニコしてて、本当にグラサンのことが好きなんだなって……本当にありがとうございます」。こんなに真摯にお礼を言う木屋くんを見て胸が打たれました。今日来られてよかったなって心から。
「全曲やるってことはピアノを弾かなきゃいけないんですよね(ちょっと笑いながらピアノぼろんぼろん)」。何気なくピアノぼろんぼろんするの最高じゃない?大好物すぎる。
 センターに陣取っていたので、木屋くんの横顔を見つめることになったのですが、目が合わないと思うとちょっとほっとしますねw

 「花の香りに」。これね。めっっっちゃ好きなやつ。いや、まあ大体ぜんぶ大好きなんですけど。
 何がいいって、8分の6拍子なんですよ。
 わたしね、ロックバンドのワルツとか8分の6拍子の曲が大好きで。ちょっとかわいいじゃないですか。わかってくれますか?
 で、また歌い上げるわけですよ。木屋くんが。もう最高に決まってる!!!
 木屋くんがライブで何やってほしいかついったで募集しかけたときに、花の香りにってリプライするか迷ったもん。その気持ちは今でもめちゃくちゃわかるし、大正解だった。本当好き。


 「Y字路より」。これまたライブの定番曲なんですけど。
 改めて聴いて、ベースがめちゃくちゃよい。空は青かった!みたいな、改めて書くのも申し訳ないくらいの常識なんですけど、このワンマンで柳澤さんがベース弾いてる姿に改めて感激したのかもしれない。
 いい歌なんだよなあ。

 「地球が何周回っても」。ライブで聴いたら泣けた。
 ただね、間奏のギター、熊谷さんが全然弾かないの。最高の見せ場というか、あそこがいいのに???顔見たら普通の表情なんだけど、どうしちゃったのかな。さすがの木屋くんもちょっと見ていた。感動?感激?忘れてた?笑
 徐々に終わりを感じさせる曲ばかりですね。

 「GOLDEN BAD」。大丈夫でした、熊谷さん復活しました。笑
 昔読んだインタビューでこれレコーディングしてたときの精神状態が思わしくなかった的な話を思い出して、今4人がワンマンやってくれていることに感謝しましたね。

 「GOLDEN BAD」からぬるっと「end」へ。これ、妙に感動した。ピアノ数音と、騒音のようなもの。ちゃんと目の前で再現してくれていて、「全曲やります」という公約を守ってくれるGRASAM ANIMAL、めちゃくちゃ律儀でかわいい。

 本編最後!「Love oil」!
 安心と信頼のLove Oil。もー、何回聴いたかなあ。ほんと、いいよね。
「僕の死は全世界を貫くだろう」いやいやいや、何言ってんの!?と思うかもしれないけど、これぞ木屋くん節。
 最後のジャジャジャジャ!で終わるわけですが、


 これ見ても高揚感やばいな。たったこれだけでも最高すぎる。ほんと楽しかったねえ……


 そしてアンコール。「まだやってない曲、あるでしょ〜?」だったっけ、謎のお兄さん?おじさん?の言い方が面白くってみんな失笑。(……)
 出てきた木屋くんは偉いので、ちゃんと回収。「そうなんです、まだやってない曲があります!」

 みんな大好き、「Sir, Fried Monster」。最初の「ジャーンジャーンジャン!」(果たしてこれでわかるのか……)で最前男子が同じ動きしててほっこり。そうなりますよネ!
 
 「サマーカーブ」。そうだ、これもまだ残ってた。笑
 みんな結構ふらふらだよ! でもコーラスのパパパパー!は可愛かったよ!

 ここでMCあったかな?
 木屋くんの「言い残したことある?」に対して、「今日でやめるのに何も考えてなかった」と笑う熊谷さん。「今日でギタリストはやめる」とも。
 木屋くんは「全然悲観的な話じゃなくて、ハッピーな結論で……こいつとは6年くらい一緒にやってきてるけど、やることがY字路みたいに別れていって……って、そんな曲ばかり作ってるな」と笑ったのが切なかった。

 最後の曲は「死ぬまでフラミンゴ」。そうなんだよね、フラミンゴやってないな〜と思っていて。ああいうけろっとした明るい?曲で終わるのはいいアイディアだなと思った!あと、ANIMAL PYRAMIDの一曲目だし。最初のアルバムの一番最初の曲で終わるのってエモいやん。
 俺たちはみんなフラミンゴなんですよ!
 


 最後の方のMCで木屋くんが「成功体験をありがとう」って言ってて。
 これ書くのためらうけど(書いてるけど)、1月5日の下北沢BASEMENT BARでのMCで木屋くん「売れなさすぎて頭おかしくなっちゃったw」って言ったんだよね。
 あのとき、ファンてなんだろう、と思ってしまった。

 わたしはただのおばちゃんで、ライブ行く知り合いもいないし、影響力のあるついったとかしたくないし、メンバーに話しかけるのも気が引けるし、せいぜいできるのは物販で何かを多めに買うことくらいで。

 一回好きになった人には、幸せになってほしいんだよなー。
 なのに、どうしたら幸せになってもらえるのか、よくわからない。いつも与えられてばかりだから。

 でも。
 あのワンマンにいたことで、わたしも、ちょっとでも彼らの成功体験の一部になれたなら、こんなに嬉しいことはないな、と思ったのです。

 柳澤さんも、木屋くんも、ライブ翌日の歌代くんも、「またワンマンやります!」と言ってくれていて。
 早くまたあなたたちの成功体験の一部になりたいです。


 次のワンマン、いつですか?

2020.1.23 CHOOSE LIFE リリースツアー @神戸VARIT.

 本当に初日、しかも神戸、しかもVARIT.に行けてよかったな〜〜〜!!!
 YouTubeでジロッケン?の番組のそんぐばちゃん見たけど、それこそ「彼らが活動していた原点」に行けるってだけで感無量だったよ!

 しかも、ついったには書いてしまったけど、下見に行った時に皓平くんがVARIT.下の階段からちょうど出てきたのね……! いやいや、マジでキョドった。無理。
 よく考えたら、かつて泰行のときも「ラジオの公開生放送に行こうとして、なのに場所が公式サイトに載ってたところと違って、遅刻覚悟で泣きながら正しいところに向かったらまさかの本人と同じ電車だった事件*1」(なげーよ!)があったように、謎に出くわし運があるこのわたくしでございます……そして毎回キョドる……おたくなので無理……

 続きはめちゃくちゃセトリありのネタバレ。ついったというか、ふせったーで書いた感想を加筆修正したものです! せっかくなので、対バン二組の感想もちょろりと。

*1:もちろん泰行も遅刻だった。笑

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はじめましての御挨拶

 スピッツ好きのブログの自己紹介と言えば、この書き出しに決まってるんだ。

 というわけで、なん年ぶりだろう? ブログを書こうと思い立ってしまいましたね。
 キリンジ(カタカナ)が実質解散してからしばらくの間、追っかけというほど追っかけているバンドもいませんでしたが、風向きが変わったのは東京に来てからだな。
 ああ、ブログを全く書かない数年のうちにいろいろあったなあ。

 もともと実家の家族はとても仲が良く、音楽の趣味が合う友達が周りにいないこともあって、気に入った音楽を紹介しあう、みたいなことがあったんだけど。その一環で父親にいろいろ紹介してもらっていて。ビッケブランカとか、夜の本気ダンスとか、おいしくるメロンパンとか*1
 そのお礼に、わたしが紹介したのがKing Gnu。出会いは確か実家に帰省したときにスペシャのパワープッシュでVinylを見かけて気になって、その後Tokyo Rendez-vousをダウンロードしてだだハマりしたのでした。McDonald Romanceが好き!!!

 そのぬちゃんことKing Gnuもいつの間にやらめちゃくちゃでっかくなり*2、その代わりというわけではないけど、今大好きなのがThe Songbards。
 これもねーーー。Shazamで見つけたのを覚えてたから履歴を調べたんだけど、堀込泰行の2nd album「WHAT A WONDERFUL WORLD」の発売日にタワレコで流れてて出会ったんだよ〜〜〜〜!!!すごい!!!あの日泰行のアルバムを渋谷タワレコで買わなかったら出会えなかったんだ……すごい……
 Shazamしてすぐにちゃんと聴けばよかったのに、そこから半年以上経ってからダウンロードして真面目に聴くようになって*3。直近のライブはいつか調べたら、なんと、ドウジマとワタナベイビーとの対バンということが発覚し。いやいやいや、なんかもう、本当に運命ってこわいぜ!!!

 そんぐばちゃん(ぐばちゃんと呼ぶとギバちゃんみたいで嫌だというおばちゃんの思い。)のことは孫のような気持ちで愛でているわけですが、そこから出会うことになったグラサンさんことGRASAM ANIMALは天才の後光を浴びにいってるし、ぬちゃんはすっかりプラチナチケットとなってしまったけどなんとかしがみついてるし、いろいろライブに通うようになって、逆に原点のスピッツのライブにも何年ぶりかに行けたし、まー、人間なかなか変われるものじゃないってことですかね。下手したらキリンジの追っかけ時代よりもライブ行ってる。ライブ楽しいです。泰行ももっとライブして。

 そんぐばちゃんは現在1st full album「CHOOSE LIFE」のツアー真っ最中ですし、ワンマンツアーは全部通うし、明日はなんと! グラサンさんの初ワンマンなので、音楽ブログ再開するなら今しかないな〜〜〜と思い立っての今です。いくつになっても行動原理は勢い。

 あと、読書感想文も書きたいね! 東京来てからまた猫町に遊びに行ってるし、もっと本を読みたい。今はやっっっとサピエンス全史の下巻読んでる。早よホモ・デウスに移りたい。
 
 飽き性なのでいつまで続くかわからないブログだけど、いろいろ書こうと思います*4。どうぞよろしく♡

*1:個人的にはおいしくるメロンパンに当時ハマった! ワンマンのチケット買ったのに身内の不幸で行けず、まさか一年後にソングバーズの対バンで初めて見ることになるとは!!

*2:当初から常田が望んでいた通り!

*3:いや、これには言い訳がある! Shazamしたのがローズと21だったから、もっとシャムキャッツみたいな「かわいい感じだけどひねくれてる」バンドだと思ったの! 全然違った〜〜〜!!!笑

*4:あ、でも、野球のことはあんまり書きたくない。笑 今年も年間シートだけど、すわちゃんたちはどうかなァ〜〜〜〜

今まで見たライブ一覧

随時追記。予定も書いちゃう、楽しいから。対バン書いてあるのはちゃんと見たやつ。
 
 

The Songbards

  • 2019.8.10 下北沢CLUB Que 夏のVIVA YOUNG! w/ 堂島孝平ワタナベイビー
  • 2019.8.21 新代田FEVER The Songbards presents "ミックステープ vol.2" w/ The Cheserasera
  • 2019.8.27 HEAVEN'S ROCK VJ-2 ベリテンライブ
  • 2019.9.16 渋谷WWW TOKYO CALLING 2019 w/ 羊文学
  • 2019.10.11 下北沢GARAGE GRASAM ANIMAL presents "GRASAMANIA" w/ No Buses、GRASAM ANIMAL
  • 2019.11.9 新宿LOFT The Cheserasera presents "over the fence"
  • 2019.11.20 スペースシャワーTV ヨルジュウ観覧 w/ THE BAWDIES
  • 2019.11.29 渋谷O-Crest ex-POP! w/ Oh! No! Darkness、For Tracy Hyde、polly、The Gateballers
  • 2019.11.30 タワーレコード新宿店 インストアライブ
  • 2019.12.1 HMV大宮店 NACK5 カメレオンパーティー公開生放送
  • 2019.12.15 タワーレコード名古屋パルコ店 アウトストアライブ
  • 2020.1.20 六本木VARIT. 2020 has come!! w/ Layne、Drop's
  • 2020.1.23 神戸VARIT. CHOOSE LIFE Release Tour w/ KOTORI、おいしくるメロンパン
  • 2020.2.1 仙台enn2nd CHOOSE LIFE Release Tour w/ The Cheserasera、No Buses
  • 2020.2.2 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-4 CHOOSE LIFE Release Tour w/ ズーカラデル、Helsinki Lambda Club
  • 2020.3.6 岡山MO:GLA CHOOSE LIFE One-Man Tour
  • 2020.3.7 福岡DRUM SON CHOOSE LIFE One-Man Tour
  • 2020.3.14 渋谷CLUB QUATTRO CHOOSE LIFE One-Man Tour
  • 2020.3.20 名古屋APOLLO BASE CHOOSE LIFE One-Man Tour
  • 2020.3.28 梅田Shangri-La CHOOSE LIFE One-Man Tour

 
 
 

GRASAM ANIMAL

  • 2019.10.11 下北沢GARAGE GRASAM ANIMAL presents "GRASAMANIA" w/ The Songbards、No Buses
  • 2019.10.27 千葉市中央公園 千葉ART FES2019
  • 2019.11.24 月見ル君想フ SWITCH vol.3 The Planet We Can See、ステレオガール
  • 2019.11.29 下北沢GARAGE GRASAM ANIMAL presents "GRASAMANIA" w/ ネクライトーキー
  • 2019.12.14 梅田HARD RAIN 新緑 w/ のっぺら、BBBBBBB、FIGHT CLUB、病気マサノリ
  • 2020.1.5 下北沢BASEMENT BAR CLACK!! NEW YEAR PARTY w/ BROTHER SUN SISTER MOON、Johnnivan、No Buses
  • 2020.1.31 下北沢GARAGE GRASAMANIA One-Man SHOW

 
 
 

King Gnu

  • 2018.3.23 渋谷WWWX Tokyo Rendez-Vous X
  • 2018.7.13 恵比寿LIQUID ROOM One man Live "FLASH!!!" 
  • 2018.10.28 日本武道館 Hot Stuff Promotion 40th Anniversary MASAKA "Chaos Rocks" w/ THE BACK HORN
  • 2019.1.23 TOKYO DOME CITY HALL ROCK AX vol.1 w/ 雨のパレード
  • 2019.3.3 新木場STUDIO COAST ONEMAN LIVE TOUR 2019 "SYMPA"
  • 2019.6.2 蒲郡ラグーナビーチ 森、道、市場2019
  • 2020.3.18 国立代々木競技場第一体育館 Live Tour 2020 “CEREMONY”
  • 2020.3.21 幕張メッセ ツタロック2020